「先生、明日面接に行ってくるので、遅刻します」
そう言った翌日の午後。
「面接受けたとこから電話なので、出てもいいですか?」と、授業中に携帯片手に教室を出ていきました。
数分後、教室に戻ってきた彼女は「先生どうしよう。面接に受かっちゃった」
と一言。
よくよく話を聞いてみると、面接会場には40人以上の面接希望者がおり、
採用人数はその中からたった1名。
面接中、終始笑顔を心がけ、事前に調べた面接企業のHPがすごくかわいくて、
気に入って、どうしても働きたいと思ったんです。と、熱意をアピールしたということ。
急遽退所することとなり、退所願を記入する手がうれしさのあまり震えていました。
就職難のこの時代でも、熱意を持って前に進めば、できないことはない。という証明にもなったエピソードです。