【働かなければならない!のアピールが正社員につながった!】
本日の昼休みに10/26修了の求職者支援訓練『ITビジネス基礎科』の訓練生が就職状況報告書を書きに来てくれました。
その方は高校中退で、前職は保険の営業が8年でしたが、ホテル業か車の営業がしたいという話をされており、両方とも高校卒業で車のMT免許がないと就職が難しい事から、とりあえずホテルの短時間労働のものと他のパート等を掛け持ちしながら高卒認定を来年取得し、AT限定も解除するというつもりで仕事を探していらっしゃいました。
お子さんが2人いらっしゃる一人親家庭で生活もかかっている事から短時間のパート1つではなかなか生活も厳しく、かなり必死な様子で就職活動されており、心配もしていたところでした。
昨日夕方来ていただいて面談を行ったのですが、アイに来る途中でホテルの短時間業務の面接を受けていたところから明日詳細についてもう一度話をしたいから来て欲しいという連絡を貰ったという話を聞いておりました。
採用が決まったのだと思うけれど、条件の話等をすると聞いたので、どんな話になるのか…と不安げな様子で、とりあえず話が終わったらお昼位に来ますと言って昨日は帰られていました。
本日行ってみたところ、同時募集していた高卒以上・AT限定不可のフロント業務の正社員で来ないかと言われたとの事で、半泣きで話してくれ、私も本当に嬉しくなりました。
人生諦めなければいい事があるんですね、との話でしたが、元々正社員は条件外であったその方の面接応対での印象が大変良かった為に、面接官が社長に掛け合ってくれての就職です。
その際に『どんなに学歴が高くても、MTの免許を持っていても、話をした時に理解してくれない人もいっぱいいる中で、しっかり理解出来る人が欲しい』と言われたそうで、その辺りはその方の学歴や車の免許では表せないこれまでのコミュニケーションスキルからなる応対のおかげではないかと思います。
本来は、そのホテルのフロントは眼鏡も不可なそうなのですが、その方は『生活が厳しいのは分かっているから、給料が何度か出てお金が出来てから、コンタクトを作ってきてね』と言われたそうです。
眼鏡不可、高卒以上、AT限定不可をここまで見事に覆し、更にアルバイトとして応募した方を正社員で就職させるというのは今までに聞いた事がありません。
本人は面接の際に自分の経済状況等を言い過ぎたから無理だと思っていたそうですが、自分がどんな状態か話をして情に訴えた方が高知では採用に繋がりやすいのではないかと最近感じております。
先日の60歳で就職が決まった『PCインストラクター科』の訓練生も、自身のスキルや経験も勿論ですが、決め手は中学生の娘さんがいるからまだまだ働かないと生活していけないというところだったそうで、そういった自分の状態をさらけ出す程の必死さも決め手になるのではないかと思います。
職業訓練を担当していて、修了後訓練生の就職が決まった時が私にとっても一番の喜びで仕事のやりがいを感じる瞬間です。
訓練生の訓練修了間際からの不安や悲痛な表情がすっかり消え、希望に生き生きとされている姿を見ると、疲れも吹き飛びます。
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